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歯ぎしり&食いしばり治療について

正しい知識を身につけて、歯ぎしりや食いしばりと上手に付き合っていきましょう。

知覚過敏、歯周病、顎関節症・・・歯ぎしりや食いしばりは、そんな数多くの口腔疾患を引き起こす原因となります

歯ぎしりに悩まれている方へ

現在、雑誌やテレビなどのメディアで紹介される歯ぎしりのイメージは非常に悪いものだと思います。ギリギリギリギリと大きな音を立て、一緒に寝ている人には迷惑をかけ、歯自体にも深刻なダメージを与える疾患のようなものと捉えている方も少なくありません。

しかし、補綴専門医の立場から言わせて頂くと、歯ぎしりは、必ずしも悪いことだと言い切れないものなのです。むしろ、現代社会を生きる人にとっては必要不可欠な情動行動と言えるかもしれません。

それは、歯ぎしりが精神的なストレスを発散する行動でもあるからです。

人間は様々な場面において精神的なストレスを感じます。仕事における重圧など目に見えるようなものはもちろん、それがストレスになると本人に自覚がないようなことでも、知らず知らずのうちにストレスとして蓄積されていくこともあります。

歯ぎしりは、そうしてたまってしまったストレスを夜な夜な解消してくれる行動なのです。確かに歯にとっては悪い影響を与えることはありますが、精神的ストレスの解放という観点からすると、必ずしも悪とは言い切れないものなのです。

ですので、歯ぎしりでお悩みの方は、どうしてもそれを解消しなければと敵視をせず、寝る時は騒音対策としてマウスピースをしてみるなど、上手に付き合って行くにはどうしたら良いかを考えるのが良いでしょう。

※朝起きた時に頭から下顎にかけて重だるい痛みがあったり、頭痛がするなど自覚症状まで伴っている方は、歯ぎしりとはいえ適切な処置をする必要がございますので、ご相談にいらしてください。

食いしばり治療について

寝ている間に知らず知らずにしてしまっている歯ぎしりについては必ずしも治療が必要でない一方、起きている間に知らず知らずにしてしまっている食いしばりについては少々注意が必要です。

  

“どんなに歯医者が苦労して噛み合わせを作っても、食いしばりで患者さんが歯を壊すことは防げない”

咬合治療において世界的に高名で権威のあるオーストリアの歯科医師Dr.セラバチェックの言葉です。食いしばりの悪影響、その厄介な性質を端的に言い表しています。

1.歯が削れるなど、歯や歯質への悪影響

普段の食事で咀嚼する際に上下の歯にかかる力はそれほど強くありません。しかし、無意識に行っている食いしばり時に歯にかかる負担は相当なものです。結果として歯に圧力が加わり過ぎ、エナメル質が破壊されて知覚過敏を引き起こすことがあります。

2.象牙質が露出する、歯茎が退縮するなど、歯周組織への悪影響

食いしばりの負担は歯周組織にも影響を与えてしまいます。通常歯茎は歯周病菌が繁殖しにくい環境になっていますが、食いしばりによって血液循環が悪くなったり、血管網が破壊されたりすることによって、歯茎が退縮したり、より重症化すると歯周病菌が局所的に繁殖し、歯周病が進行してしまう可能性もあります。

3.顎関節症や噛み合わせ異常の因子としての悪影響

食いしばりをしすぎることによって、歯自体や顎の関節や筋肉に負担がかかり過ぎてしまい、顎関節症や噛み合わせ異常に繋がってしまうことがあります。

食いしばりは、これほど多くの悪影響を引き起こす厄介なものなのです。

食いしばりの対処法

1.SLP(サブリンガルプレート)を装着する

SLP(サブリンガルプレート)とは、日本歯科大学顎関節症初代センター長ならびに日本歯科大学名誉教授:丸茂義二先生考案の歯ぎしり ・食いしばり・睡眠時無呼吸症候群などを効果的にコントロールできる装置です。

※装着された患者様より、この装置がないと寝れない、朝起きた感覚がスッキリするとご報告を受けております。
(体型や体質によって効果の出方に個人差があります )

費用:25万円(税抜)

より詳しいSLPの情報にご興味がある方は、下記のページご覧になってください。

歯ぎしり、食いしばり、睡眠の質で悩まれている方に朗報!!SLP(サブリンガルプレート)とは?」

2. マウスピースの使用によって歯にかかるストレスを緩和する

なるべく柔らかい素材を使用し、自分の歯型に合うように作成されたマウスピースを装着することによって、食いしばり時に上下の歯が物理的に接触することを防ぎ、歯にかかる力のストレスを軽減してくれる効果があります。

費用:3万円(税抜)

※当院では硬い素材のマウスピース(ハードプレート)はお勧めしておりません。マウスピースの使用で食いしばりをコントロールすることはできませんが、歯にかかる力のストレスを緩和するために使用して頂いております。

3. 筋膜リリースによる食いしばりグセの解消

長年の食いしばりによって緊張している、顎周辺の筋膜にたまったしこりを解消することによって、食いしばりグセを緩和することが出来ます。
「筋膜リリース」に関しては「特集 顎関節症・噛み合わせ異常の治療法 トリガーポイント療法とは?」のページをご覧ください。

4. 噛み合わせ治療によるバランス改善

歯科治療などで歯を削ったり、被せ物などをした際に、上下、左右の噛み合わせのバランスが崩れると肩、首、腰など他の身体の部位にストレスがかかり、結果として食いしばりという症状に現れることがあります。これを正しい噛み合わせの状態に戻すことによって症状を緩和することが出来る場合があります。
噛み合わせ治療に関しては「噛み合わせ治療について」のページをご覧ください。

簡単にできる生活習慣の改善で食いしばりを予防しよう!

以下に、食いしばりを改善する生活習慣を挙げます。これは、予防効果もあるので、自分も少し怪しいなと思われる方は、是非とも実行してみてください。

日中にできる食いしばり予防習慣

  • 食いしばらないように常に意識する
  • 寝ている最中の歯ぎしりを意識して止めることは出来ませんが、起きている最中に行ってしまう食いしばりは意識次第で防止することが出来ます。日中よく作業をする場所に「食いしばりに注意」などのメモを貼っておけば、それだけでも日中の食いしばり防止にはかなり効果的です。

  • 食事はゆっくりと丁寧に噛む
  • 食いしばりクセがある人の特徴として、食事が早食いだったり、ものを強く噛んでしまうと点が挙げられます。この点をしっかりと認識して、食事の際にはものをゆっくり優しく噛むということを意識するだけでも、ストレス緩和には効果があります。

  • 常に姿勢を良くするように心がける
  • 日常生活の姿勢が悪いと、その負担が身体中に悪影響を及ぼします。歩く時や座る時などにも、常に良い姿勢でいることを心がけましょう。
    正しい姿勢がどのようなものかは「顎関節症の治療~姿勢の悪さが引き起こす疾患~」のページをご覧ください。

就寝時にできる食いしばり予防習慣

  • 悩みごとなどをベッドに持ち込まない
  • 寝る際にベッドの中であれこれと悩むクセがある方は、睡眠の質がそれほど良くなく、それがストレスになってしまっているという可能性もあります。就寝前に気分転換が出来るようなものをみつけ、ベッドに入ったらあれこれ考えずに仰向けで寝るようにすれば、ストレスを軽減出来るかもしれません。

  • 枕は低いものを使う
  • 食いしばりの症状が出ている方で、高い枕を使っているという方は、枕を低くするだけでも食いしばりは減り、顎や首周辺にかかる負担を軽減することが出来ます。
    ※適正な枕の高さは個人よって当然異なりますが、各人の拳骨(げんこつ)の厚みの分が適正な高さと言われております。

  • SLP(サブリンガルプレート)をはめて眠る
  • 舌の位置が前や上にあがるため、寝ている最中の歯の接触を防ぐことができます。

  • マウスピースをはめて眠る
  • 先の項目でも書きましたが、上下の歯の物理的な接触を防止するだけでも、食いしばりが口腔内に及ぼす悪影響を防ぐことが出来ます。

筋膜リリースによる食いしばり予防

咬筋や側頭筋の痛みの元になるポイントを筋膜リリースしてストレスを軽減してあげるだけでも、予防効果があります。

雑誌掲載情報

「VERY」2011年9月号

当院の食いしばり治療が『VERY』2011年9月号に取り上げられました。食いしばり治療について、またその予防方法についての記事が掲載されております。
ご自身で自宅で出来るマッサージ方法などがイラスト入りでわかりやすく解説されていますので、ご興味がある方は是非ご覧になってください。

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オーク銀座歯科クリニック顎関節症&噛み合わせ治療センター

院長 難波 郁雄
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