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噛み合わせ治療について

歯科治療によって引き起こされる噛み合わせの悪化

歯科医院でかぶせもの(クラウン、ブリッジ、インプラント、入れ歯等の補綴物)を入れたり、歯を削られすぎたりしたために、うまく噛めない、顎が安定しない、頭痛がする、首が痛む、腕がしびれる、精神的にイライラするなどの症状が出るなどの疾患を訴える患者様が増えています。これは「咬合病(噛み合わせの病気)」と呼ばれるものです。

こうした症状は歯科治療によって与えられた噛み合わせの悪さが原因であり、それを改善していくのが噛み合わせ治療です。

噛み合わせの問題は、驚くほど多くの身体症状と関係しています。
噛み合わせ治療によって、見た目の美しさを取り戻すのみならず、咀嚼(食べ物を咬み砕くこと)の能力を最大限に引き出したり、身体のバランスを整えたりすることが出来ます。

このページでは、なぜそのような不具合が起きてしまうのかをご説明させて頂きます。

3次元的に自由に動く=簡単なことでずれてしまう顎の関節(顎関節)

顎関節の筋肉

1.側頭筋:顎を引くのに使う筋肉
2.咬筋:引いた顎を戻すのに使う筋肉

下の顎(下顎)は、上の顎(上顎)から靭帯などで吊られているという構造上の特徴があります。このことは顎の動きを3次元的、かつ自由に動くことを可能にし、ものを噛むときに顎の位置を安定させる大きな手助けをしてくれます。

左の図を御覧下さい。「1」の筋肉は側頭筋と呼ばれ、顎を引く運動をするときに働き、「2」の咬筋は引いた顎を戻す際に働きます。これらの筋肉が、下顎が自由に動くために機能しているのです。※注1

しかし、実はこの顎を3次元的かつフレキシブルに動かせるようなこの構造は、そのまま「顎は簡単なことでずれてしまう可能性がある」というデメリットももたらしてしまうのです。

顎のずれを制御している口腔内における山と谷(咬頭傾斜)とは

山と谷の噛み合わせ

天然の歯をよく観察してみると、右の図の赤斜線、緑斜線のように山と谷が連なるような形態をしているのがわかります。これが咬頭傾斜と呼ばれるもので、顎が前後にずれてしまうのを制御する手助けをしているのです。

普段意識されることはありませんが、“天然の歯”というものは、この「咬頭傾斜」をはじめ、顎の動きに非常に重要な影響を与える機能を持ち合わせています。かぶせものをしたり歯を削ったりという治療は、こうした機能の回復を目指さなければいけないのです。

しかし実際に行われている歯科治療ではそこまで考慮されていないものが数多くあります。次の章では、そうした治療の典型的なパターンをご紹介いたします。

典型的な噛み合わせ治療例その1「咬頭傾斜の喪失」

  

当院の患者様で、上手くものを噛むことが出来ない、また顎がずれる、口が開きにくいといった不調を訴えて来院なさった患者様がいらっしゃいます。その方の口腔内の模型写真をご覧になって下さい。

噛み合わせ治療口腔内模型

この症例写真、左と右の写真の違いがわかりますでしょうか?

右の写真の歯の斜面は平らになっていて、山と谷(咬頭傾斜)が存在していません。

こうした平らな歯だと上と下の歯がしっかりとかみ合わないので、あごが前後、もしくは左右にズレてしまいます。

こちらの患者様は、治療によって歯の山と谷を作り噛み合わせを改善することによって、症状が改善されました。

典型的な噛み合わせ治療例その2「歯の大きさの違い」

噛み合わせ治療口腔内写真

では、次の治療例を見ていきましょう。

この症例写真、左と右の写真の違いがわかりますでしょうか?

それは下から2番目の歯の大きさです。

この患者様は、以前に他の歯科医院でブリッジを作製し装着していました。これがこの患者様の不調の原因だったのです。歯の大きさが上の歯と下の歯で合っていないため、結果として噛むことの違和感、腕のしびれが起きてしまったのです。たったこれだけの違いで人間の身体は異常をきたしてしまうのです。

こちらの患者様は、上下の歯の噛み合わせを考慮した上で、歯の大きさを調整することによって、腕のしびれなどの症状が改善されました。

この治療に関しては雑誌「MISS」2009年2月号にてインタビューを受け、どのような悪影響があるかをお話させて頂きました。ご興味がある方は、下記のPDFをダウンロードしてご覧になってください。

次の項目では当院で行っている噛み合わせ診断について詳しくご案内いたします。

『MISS』2009年2月号 「こちらMISSクリニック 噛み合わせ」

咬合診断(噛み合わせ診断)について

精密な検査で噛み合わせの問題点を分析

噛み合わせ異常の患者様の治療にあたる上で大事なことは、何故噛み合わせに違和感があるのか、何が原因で噛み合わせがずれてしまったのか、原因は一体何かを突き止める必要があります。

そのため、オーク銀座歯科クリニックにおける噛み合わせ治療は、重大な問題を抱えている患者様には、精密な咬合診断(噛み合わせ診断)を行い、患者様ひとりひとりが個別に抱えている噛み合わせの問題点を分析することから始めさせて頂いております。

また、歯科医師の口腔内診査により、各々の必要な検査を、適宜行わさせて頂く場合がございます。

咬合診断(噛み合わせ診断)診査法

1.上下顎の記録、並びに噛み合わせ診断 10,500円(税込)

  

フェイスボー
フェイスボーと呼ばれる器具を使用し、上顎と下顎の位置関係を記録します。

咬合器とフェイスボー
フェイスボーで得られた情報を咬合器と呼ばれる器械にマウントし、3次元的に顎や骨格の状態を診断します。

2.バイトアイ BE-I 10,500円(税込)

  

解析画面
咬合接触面積と接触点数を数値とグラフで表示いたします。

ブルーシリコーン
こちらのシリコンを噛んでいただきデータを採得いたします。

バイトアイ BE-Iは、専用のシリコーンを噛んで頂くことによって採得したデータをコンピューターによって解析し、咬合接触状態を可視化することが出来るシステムです。

3.レントゲン(セファロ)撮影 10,500円(税込)

セファロレントゲン写真

通常の歯科医院では行わないセファロ撮影を行います。
それにより、下の顎と首の位置関係を調べたり、骨格的にどのような噛み合わせのデザインをすべきかを診断します

 

基本的な咬合診断(噛み合わせ診断)は以上ですが、顎関節のCT撮影など、必要に応じてオプションの検査を行うこともございます。

 

次のページでは、診断が終わった後の噛み合わせ治療の流れの1例についてご説明差し上げます。

注1:その他の筋として外側翼突筋、内側翼突筋が関与しています。又、胸鎖乳突筋などの広頚筋群や舌骨筋群なども関与しています。

医院情報

アクセスマップ

オーク銀座歯科クリニック顎関節症&噛み合わせ治療センター

院長 難波 郁雄
TEL:03-3535-8883

〒104-0061
東京都中央区銀座3-7-2 オーク銀座3F

診療時間  ※完全予約制
10:00~13:00 / 14:00~19:00 ※受付は18:00まで

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