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顎関節症はマウスピースでは治らない?!

マウスピースでは顎関節症を治すことができない。現在、顎関節症の治療方法として紹介されることが一番多い治療法。それはマウスピースを使用した治療法です。しかし、マウスピースが顎関節症治療に本当に有効かどうかは専門家の間でも意見が分かれています。これまで知られることのなかった「マウスピースによる顎関節症治療」の真実を御覧ください。

マウスピースでは顎関節症を治すことができない。現在、顎関節症の治療方法として紹介されることが一番多い治療法。それはマウスピースを使用した治療法です。しかし、マウスピースが顎関節症治療に本当に有効かどうかは専門家の間でも意見が分かれています。これまで知られることのなかった「マウスピースによる顎関節症治療」の真実を御覧ください。

少し思い切ったこのページのタイトルに驚かれる方もいらっしゃるかと思います。なにせ、現在インターネット上で顎関節症の治療法として紹介されることが一番多いのが、そのマウスピースを使用した治療法なのですから。

「これだけ一般的に広まっている治療法なのだから、“治らない”なんてことはないはずだ」と思われる方もいらっしゃると思います。ただ、少し注意深くインターネットで検索していただくとわかることなのですが、マウスピースによる治療の効能というのは、実はずっと疑問を持たれていたことでもあるのです。

そして、実際、当院へ治療に来られる患者様の中には、顎関節症に悩みマウスピースによる治療をしてみたが、以前よりも悪化してしまって手の施しようがなくなってしまったという方が少なからずいらっしゃいます。

そうした経験から、顎関節症に悩んでいらっしゃる方が、より多くの情報の中から正しい治療選択をする手助けになればと思い、この記事をアップすることを考えたのです。

これからマウスピースによる治療をしようと検討している方、また実際マウスピースを使った治療をしたが改善が見られなくて困っていたという方、そんな方に参考にして頂ければ幸いです。

1.マウスピースによる顎関節症治療・改善の原因は不明?

顎関節症の自然経過改善率

顎関節症になってしまった方が、マウスピースを装着し、後に症状が改善されたという話はよくあります。そうした治療体験談も様々なところで見聞きすることがあります。「顎関節症治療にはマウスピースを使用した治療が一番」という説は、こうした事実に裏付けされているのだろうと思います。

だがしかし、ここには大きな落とし穴があります。実は「マウスピースの装着」と「顎関節症の症状の改善」に直接的な因果関係があるかどうかがよくわからないという例が沢山あるのです。「顎関節症になる」「マウスピースを装着する」「顎関節症が治る」というそれぞれの事実は時系列で並んでいることは間違いありませんが、本当にマウスピースが効果的だったかどうかが不明だというのです。

それを裏付けるデータとして左図のようなものがあります。

 

これは症状の軽い顎関節症の患者を、特別な処置を施すことなく経過観察をしただけの時に、自然と改善された方の割合です。そう、顎関節症は、症状によっては何もせずに自然に治ることがあるのです。

つまり、マウスピースの装着によって改善したとされていた症例は、実は何もしなくても治っていたのではないかということです。

実際マウスピースによる顎関節症の治療の説明の際に、「マウスピース装着による効能は、プラシーボ効果によるものだ」という注意書きがされることもあります。

※プラシーボ効果とは薬効成分を含まないプラセボ(偽薬)を薬だと偽って投与された場合、患者の病状が良好に向かってしまうような、治療効果を言います。

2.症状の悪化を引き起こすマウスピースの長期装着

マウスピースが“何も効果がない”ならば、実はそれほど問題ではありません。(もちろん治療費がかかることなので、そういう点では問題ですが。)マウスピースによる治療の恐ろしいところは、なかなか治らずに長期に渡って使用を続けることが引き起こす、顎のずれなのです。

マウスピースは、当然、噛めば現状の顎の位置と異なるように誘導されます。その誘導された顎の位置が、知識と経験がある歯科医師が判断したものならば良いですが、そうした判断がつかない医師が誤った位置に顎を誘導するマウスピースを作成してしまい、それを装着してしまったら・・・。

実は、ここまでならそれほど大事にはいたりません。装着しても2~3ヶ月症状が改善されない時点でマウスピースによる治療をストップすれば、顎の位置は自然と元に戻りますので。問題は、「治らないのは期間が短いからだ」としてさらなる長期装着をしようとしてしまうことです。マウスピースは3ヶ月以上の長期使用をしてしまうと、簡単には元に戻らないくらいの動きを顎に与えてしまうのです。そして、これが誤った位置へ顎を誘導するマウスピースだった場合、症状はさらに悪化をしてしまうのです。

今現在、マウスピースによる顎関節症治療をされている方で、しばらく装着しているけれどなかなか治らないという方は、意地になって長期に使用することはせずに、一度使用を中断し、歯科医師に相談することをオススメいたします。

3.対症療法ではなく根本治療を

顎がずれたからと言ってそれをマウスピースで元に戻すという治療が、いかにその場しのぎのものであるかは、次のような例に当てはめて考えてみれば想像が出来るかもしれません。

それは、投球フォームが崩れて肘を痛めてしまったピッチャーの肘だけを治療しているようなものです。肘が痛いからと言って肘だけを治療していては、例え一時的に痛みが引いたとしても、その痛みは再発してしまいます。何故ならば、その肘の故障は、フォームが崩れていることに起因しているからです。そのピッチャーにとっては、投球フォームを改善することこそが、根本的な治療になるのです。

顎がずれて顎関節症になってしまった方も、なんかしらの顎がずれてしまう原因があるのです。その原因は、生活習慣、ストレス、歯を削ってしまったことなど多岐にわたります。それをしっかりと見抜き、再発することがないように根本から治療するのが、本当の意味での顎関節症の治療であるべきです。

当院の顎関節症治療は、マウスピースを使用することなく、生活習慣指導や筋肉のねじれを解消するトリガーポイント療法によって、根本から解決することを心がけております。

マウスピースによる治療を続けたがなかなか治らない、また悪化してしまったという方は、是非一度当院へご相談にいらしてはいかがでしょうか?

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オーク銀座歯科クリニック顎関節症&噛み合わせ治療センター

院長 難波 郁雄
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