顎が痛い・口が開かない ~顎関節症治療~
顎関節症は不治の病ではありません
顎関節症の根本原因を探ることで、治すことが可能です

顎関節症治療をする際、注目すべきは、例えば“噛み合わせが悪い”といった悪さそのものではなく、それを“悪くした原因”なのです。この点が解決されない限り、本当の意味での完治はありえません。そのため、当クリニックでは、“悪さそのもの”の結果のみに注目した“対症療法”ではなく、その“悪さ”を起こしている原因を突き止め、そこを改善する“原因療法”を行っております。
顎関節症のよくある症状
- あごに痛みがある(顎関節痛)
- あごを動かすと音がする(関節雑音)
- 口が開きにくい(開口障害)
噛み合わせの悪さやあごの位置のズレとの深い関係性

顎関節症はさまざまな要因で発症します。日々のストレスやケガから起こることもありますし、噛み合わせが悪くなったことが要因となる例も存在します。舌で歯を押したり、ほおづえや食いしばりが常態化していたりすると噛み合わせに影響し、噛む動作をすることであごの骨が少しずつズレていきます。あごがズレると「関節円板」と呼ばれる軟骨に負荷を与えるので、顎関節症につながってしまうのです。他には、詰め物・被せ物を入れた時に噛み合わせの調整が不十分なことが顎関節症の原因になる例もあります。顎関節症自体が噛み合わせを悪くする原因にもなるので、噛み合わせと顎関節症は複雑に関係しあっているのです。
顎関節症の実像
正常なあごの関節円板の位置

顎関節には、上顎と下顎の間に口を開閉した際に骨が直接ぶつからないようにするためのクッションのような役割をするものがあります。これを関節円板と言います。関節円板は、あごが正しい位置にある場合は上の図のように下顎の真上に乗っかっているような場所に位置します。
後方にズレたあごの関節円板の位置

顎関節症には、関節円板が前にズレたことが原因となる前方転位と呼ばれるものがあります。しかし、そう診断された方の中には、実は関節円板が前方転位したのではなく、あごが後方にズレたことによりそう見えてしまうケースが多発しています。当クリニックでは、そこをしっかりと確認し、関節円板の前方転位かあごが後方にズレたかにより、患者様に合わせた治療を提案いたします。